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ブランド買取専門店の内緒のはなし

リラックススタイルに相性の良いエルメス エヴリン

2019年12月18日

由来・歴史

エヴリンTOP画像
エヴリン・ベルトランというデザイナーの名前が冠され1978年に登場した「エヴリン」は馬のお手入れをするブラシや鉄ピなどがセットになったグルーミングキットを運ぶ専用バッグとして作られたもの。馬具を入れるためと考えるとずいぶん贅沢なバッグですね。

そしてこれまで、使い勝手の良さなどの改良を重ね、I、II、IIIとアップデートしエルメスの中でもカジュアル系バッグの代表的存在として40年以上愛され続けています。

ファーストモデルである『 エヴリン I(アン) 』は、まだ馬具を入れることしか計算されていないタイプなので、内側にポケットも何もついておらず、ショルダーストラップも調節不可だったりと、機能面は良いとは言いがたいデザインでした。その後、2006年頃に登場した『 エヴリン II(ドゥ) 』では、外側にバッグの高さの8割程度もある大きなポケットが施され、収納面での使い勝手がUP。
そして『 エヴリン III(トロワ)』になってようやくショルダーストラップの長さが調節可能になったのです。

パンチングで大きく描かれた「H」マークは、一度見たら忘れられないインパクトを放ち、今や、ひと目でエルメスとわかるアイコニックなモデル。
カジュアルテイストでありながら、さりげなく漂う上品な雰囲気はエルメスならではと言えるでしょう。

エルメスでも肩の力を抜いて使える雰囲気が魅力のエヴリン

エヴリン日常使える画像

カジュアルなリラックススタイルに相性の良いエブリンは日常使いに旅行にと、
サラっと持てて、ちょっとくらいファストな洋服を身につけたとしてもワンランク上のリラックスコーデに見せてくれる優れもの。ラグジュアリーの王道エルメスでも肩の力を抜いて使える感じが魅力のバッグ。

両手を開けることができる斜め掛けが可能な点もアクティブに動けて◎
また、色や大きさによってイメージもかなり変わるので普段は荷物がたくさん入る大きめなもの、デートやちょっとしたお出かけなどにはミニサイズを。といった具合にシーンによって使い分けするため、いくつもエブリンを持っている方も多いようです。

4つのサイズ展開。一番使いやすいのは?

エヴリンサイズ画像

現在、主となっているエヴリンは3種類、その他、あまり持っている方を見かけないビッグサイズもあり、その4種についてご紹介します。

【エヴリンTPM(16/ミニ)】 約W16cm×H18cm×D5cm 

エヴリンの中でも最も小さいサイズ。小さいながらもお財布、スマホ、ちょっとしたコスメなど、女性のおでかけに必要最低限のアイテムが入るのがありがたい。アクセサリー感覚でコーデのアクセントにもなる、近年のミニバッグブームにマッチするコンパクトさが最大の魅力。

【エヴリンPM(29/ミディアム)】約W29cm×D30cm×D10cm

普段使いにぴったりの大きすぎず、小さすぎないサイズ感で定番人気のPM。
長財布やスマホ、化粧ポーチはもちろん、B5サイズの収納が可能なので、例えば日焼け対策にかかせない折りたたみ傘や、本好きなら文庫本なども入ります。毎日のお出かけはもちろん、ちょっと遠出をする時にも重宝するタイプ。

【エヴリンGM(33/ラージ)】 約W33cm×H31cm×D10cm

PMと差ほど変わらないように思えますが、実際持ってみると結構なボリューム感があります。
A4サイズも入って、収納力は抜群。仕事の荷物がどうしても多くなってしまう方などには、通勤バッグとしても向いているかもしれません。男性からの支持も得ているサイズです。

【エヴリンTGM】 約W40cm×H38cm×D10cm 

かなり迫力のあるビッグサイズで知られるTGM。
生産数も少ないので、希少とも言えるでしょう。男性や身長が高めの女性ならバランス良く使いこなせるかと思います。
贅沢が可能であれば、小さなお子さんにTPM、パパがTGMとお揃いコーデなんていうのも可愛いですね。

カラーと素材のチョイスしだいで幅広い年齢層にマッチするエヴリン

素材とカラーエヴリン

現在、主流となっているエブリンの素材は、ヴォーエプソンとトリヨンクレマンス。そしてちらほらお目見えするのが、カジュアルさが特徴的なキャンバス素材のトワルアッシュとレザーを組み合わせたものなどがあります。

ヴォーエプソンとトリヨンクレマンスは、どちらもキズや摩擦などに強いことからエルメスの中でも人気の高い素材として知られていますが、断然カジュアル使いのエブリンには間違いなくうってつけの素材です。ヴォーエプソンに比べて柔らかな風合いのトリヨンクレマンスも、エヴリンのアクセントでもあるパイピングデザインが型崩れをフォローしてくれるのでその点も安心です。
そのパイピングはカラーアクセントとしてもポイントに。もちろん、すべて同カラーも素敵ですが、白いボディに黒のパイピングやキャンバス地トワルアッシュの色によく合う赤のパイピング、デニムカラーのトワルパイユにナチュラルカラー、馬の尻尾の毛を編んだ天然素材特有の色が魅力のクランシュバルにブルーのパイピング、今ではヴィンテージなどでしか見られないパマナパナマ素材にシックなグリーンのレザーなどなど、長い歴史の中で登場した組み合わせは数知れず。
もしも中古などで出会うことがあったら、エヴリンは異素材のコンビネーションこそ楽しめるモデルとも言えます。
また、ミニサイズのローズサクラやブルーアトールなどパステル系の可愛らしいカラーは若い世代の人たちからも注目を集めました。
カラーと素材のチョイスしだいでガラリと雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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