イヴ・サンローラン 財布買取

20世紀後半のファッション界を牽引し、モード界の帝王との異名を持つイヴ・サンローラン。彼は1936年にアルジェリアのオランに生まれたフランス人。デザイン専門学校を極めて優秀な成績で卒業し、3か月のコース終了間際、国際羊毛事務局主催のデザインコンテストでカクテルドレスを発表し、ドレス部門で第一位に入賞します。これを見たクリスチャン・ディオールは、早くからサンローランの才能に気づき、18歳の彼を自身のアトリエに招き入れ、下絵描きを任せます。ディオールはサンローランのことを「プチ・フランス」との相性で呼び、コレクションでデビューをさせるつもりでいましたが、以前かの暴飲暴食により心不全で急逝してしまいます。ディオールの遺志で、サンローランは21歳の若さでアトリエの後継者となります。その後の活躍は目覚ましく、初のコレクションでは観客から絶賛を浴び、プレタポルテのブティック一号店をオープンし、海外への進出を広げ、多くの女性たちを魅了します。また黒人モデルの起用、ユニセックスなファッションの提案など、時代のファッションを作り上げていくのです。しかし兵役を機にディオールのメゾンを解雇されるなど、全てが順調とはいきませんでした。彼の斬新すぎるデザインは、時に人の反感を買いました。サンローランは当時随分と落胆し、兵役中のいじめから精神的に参っていましたが、パートナーであるピエール・ベルジェの後押しも強く、自身のブランドをピエールと共に立ち上げます。1960年代初頭から始まり、女性たちが経済的自由を享受し始めた当時、ポップカルチャーの波に乗り、「パンタロン」「サファリルック」「モンドリアン・ルック」など名作を生み出していきました。後に「アワー・グラス」「コサック・ルック」「コスチューム・ルック」などのコレクションを発表し、コレクション毎に見られる斬新なデザインは人々の注目を惹きつけてやみませんでした。しかしイヴ・サンローラン社は1999年にグッチ社に買収され、オートクチュール部門のみサンローラン本人が担当することになります。そして2002年に行われた「パリ・オートクチュール・コレクション」でサンローランは引退しました。オートクチュール部門はそれを機に閉鎖となり、またアパレルラインはエディ・スリマンが2013年に就任し、そのラインを「サン・ローラン・パリ」と改名し、新たな「サンローラン」がスタートしました。イヴ・サンローランらしいデザインを現代的にアレンジしたエディ・スリマンのコレクションは、世界中のファッションフリークから注目を集めています。新しい時代の幕を開けたイヴ・サンローランは当社アトランティスがお客様ご納得の高額買取をいたします。宅配や出張買取なども無料でご用意しております。他社に負けない高額買取を是非一度ご体感ください。知識経験ともに豊富な鑑定士が確かな査定をさせていただきます。